5. マルチエージェントシステムとしてのネットワーク制御(<小特集>確率を手なずける秘伝の計算技法-古くて新しい確率・統計モデルのパラダイム-)
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概要
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インターネットなどのネットワークはスケールフリー性を示す複雑系の一つである.ネットワーク上でのパケットの送受信を複雑系としてとらえるとき, 統計物理学の分野で開発され発展されてきたいろいろな手法が有用となる.分子場近似は最も簡単な近似であるが, 計算量の爆発を防ぎソフトな制御を可能にする.ネットワークをマルチエージェントシステムとみなし, 効率の良いパケット流の制御を可能にさせるモデルを紹介する.特に, エージェントが動的に変化する環境から学習して渋滞を回避しながら効率の良いパケットの送受信を行うことができることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-09-01