3.収束保証付き反復アルゴリズムによる周辺分布近似計算と誤り訂正(<小特集>ターボ符号・LDPC符号と繰返し復号の理論)
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概要
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sum-productアルゴリズムは, 周辺分布を高速かつ精度良く近似する反復アルゴリズムであるが, 収束の保証がないことに起因する近似精度の劣化が指摘されていた.一方, 近年開発されたCCCPと呼ばれるアルゴリズムは, 周辺分布を近似計算する収束保証付きの反復アルゴリズムであり, sum-productアルゴリズムの代替アルゴリズムとなり得る.本稿では, sum-productアルゴリズムとCCCPの関係について概観し, 更にCCCPに基づく復号アルゴリズムに関する最近の研究成果について紹介する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-04-01
著者
関連論文
- イエルン ユステセン, トム ホールト(著), 阪田省一郎, 栗原正純, 松井 一, 藤沢匡哉(訳), "誤り訂正符号入門", 森北出版 (2005-10), A5判, 定価 (本体3,200円+税)
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