生態系と人工生命 (<小特集>人工生命 2.生物学の立場から 2-4)
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概要
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空問的にも時間的にも複雑な階層をもった生態系を記述する際に,人工生命が有用であるかどうかを,筆者らが行ったマメゾウムシのシミュレーションの結果を参照しながら考察した.いたずらなボトムアップによるモデルの煩雑化など,問題点はいくつか挙げられるが,Weak ALifeの立場から人工生命の生態学への応用を考えてみると,(1)帰無仮説を提出するための至近要因に基づいたモンテカルロ法,(2)スタンダードとしての実験材料の提供,そして(3)複雑系からの「切出し」作業のための対話の道具,として使い方が考えられる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-25
著者
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