21世紀へ向けた走行支援道路システムについて(<小特集>ITS(Intelligent Transport Systems))
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概要
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21世紀の交通は無事故, 快適移動, 環境保全, 経済流通への貢献など多様なニーズへの対応が要請されている.このニーズにこたえるため建設省, 運輸省などの行政をはじめ, 大学, 研究機関及び企業は情報通信技術を導入した新しい交通システム, すなわちITS(Intelligent Transport Systems)の開発を重点化してきた.これに呼応して, 建設省が発表したスマートウェイ構想は道路交通の安全性, 利用効率, 環境などの飛躍的な向上を目指した画期的な交通システムであり, 中でも, 道路の知能化を目指す走行支援道路システムAHS(Advanced Cruise-Assist Highway Systems)は新しい社会的ニーズに対応する重要な技術である.AHSはドライバーの負担軽減による安全性の向上, 事故の減少, 輸送の効率向上など社会的貢献を大いに期待される重要な技術であるが, 研究開発すべき技術的課題のほか, 法制度, 社会的受容性など多くの解決すべき課題を抱えている.本稿では技術研究組合走行支援道路システム開発機構(AHS研究組合)が行っているAHSの研究内容を中心に紹介する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-07-25
著者
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