2-1 公衆・企業通信における衛星通信の現状(<特集>宇宙通信の新しい展開 2,宇宙通信システムの現状)
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概要
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現在国内通信用として七つの静止通信衛星があり, 公衆・企業通信に重要な役割を果たしている. NTTは電話網の離島通信, 災害対策通信およびあふれ呼救済のための中継局間共通う回回線などに用いている. 企業通信にはKuバンドを用いた映像伝送やVSATシステムが運用されている. 衛星通信の特徴を更に生かしてマルチメディアサービス提供に向けたシステムとして, 広帯域情報を利用者に経済的に伝送する非対称伝送路を設定するシステムの実験が進められている. 情報通信基盤の整備と共に災害など非常時にも柔軟に対応できる衛星通信システムが構築されている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-04-25