2-3-2 STNカラー液晶ディスプレイ(<小特集> ディスプレイ技術の最近の進歩)
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概要
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デューティカラーLCDは1/240デューティ駆動が開発されて以来,コントラスト色特性が大幅に向上し,ノートPC用として市場に認知されることになった.本文ではカラーSTNの技術開発動向と今後の見込みについて主に,コントラスト,応答速度,消費電力の面から考察する.まず,コントラストに関しては遮光部への格子ブラックの導入,遮光率アップ,開口率アップによりコントラスト50の見極めができた.応答速度に関しては,新駆動法の実用化により100ms以下でコントラスト40が達成できたが,実用化にはコスト面での課題が明確化した.STN-LCDの今後の最大の課題はTFT-LCDに対しコストパフォーマンスをどこまで高めるかにある.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-25