2. 各分野における技術の変遷 : 2.2 磁気バブルメモリ技術(<特集>あの技術は今… : 技術の変遷と21世紀への展望)
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概要
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磁気バブルメモリ用の材料は,垂直磁化膜の磁性ガーネット結晶であった.磁気バブルメモリは,その結晶に円筒状磁区を発生させ,転送,検出するチップ型のメモリで,可動部のないスマートな磁気メモリであった.着脱・可搬型のカセット型デバイスやファイルメモリが作製され,装置制御用のプログラムメモリや電子交換機用メモリに応用された.低価格化が磁気バブルメモリの課題であった.磁気バブルメモリの技術は光磁気ディスクや光アイソレータに応用され,波及した.将来の磁気メモリの高密度化については,記録ビットの微小化法と多値記録法について概括した.
- 1995-11-25