2-4 固体電子素子量子ビット : 2. ナノエレクトロニクス(<特集>ナノテクノロジーの光とエレクトロニクスへの応用)
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概要
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量子コンピュータは,小規模の集積度で超高速な情報処理を行う,ある特殊な目的を持った専用回路である.その量子力学の非局在性を応用した動作原理は革命的であり,古典力学に基づく古典コンピュータには決して解けない問題も解けると考えられている.それを実現するために,多くの物理系が提案されているが,固体電子素子系の量子ビット(量子コンピュータの基本ビット)はより集積化に有利であると考えられている.中でも超伝導素子をベースにした量子ビットの基礎実験は特に順調に進んでいて,将来の量子コンピュータの基本素子として大きな注目を浴びている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-11-01