音声認識システムの構築における諸問題とその解決
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概要
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実用レベルの音声認識システムを構築するにあたって考慮すべき課題を挙げると共に,それらの解決のために筆者らの提案した半音節単位方式をベースとして構築した音声認識方式について述べている.半音節単位方式により不特定話者連続音声認識を実現すると共に,頑健性向上のため,スペクトル内描写像による話者適応,スペクトル上での環境変動に即時に適応するREALISE法による環境適応,音節認識を用いたゆう度補正による未知入力リジェクションを採用している.また,木構造確率分布によるゆう度計算の高速化,バンドルサーチによる連続音声認識の高速化により低コスト化を図っている.本方式により構築したシステムの一例として音声認識ソフトウェアについて述べている.また,本格的な実用のために残されている頑健性向上などの課題について述べている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-12-25
著者
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