2∼6GHz帯マイクロウェーブパワーモジュールの開発
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概要
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マイクロ波送信装置の小型化を実現可能とする、マイクロウェーブパワーモジュール(MPM:Microwave Power Module)を開発した。MPMはミニTWT、固体増幅器及び高圧電源を一体化することによりマイクロ波送信装置の小型化・高性能化を実現できるマイクロ波電力増幅デバイスである。今回開発したMPMはメタルセグメントを装荷したヘリックス回路による広帯域化、4段電位低下型コレクタによる効率改善及び電源小型化のための低電圧化設計としたミニTWTを採用し、国内で初めて2∼6GHz帯で約100Wの出力をほぼB5版のサイズで実現したものである。TWTとSSPAが競合する出力レベルにおいて、MPMは大きさ及び性能の点で優れており、レーダシステム及びマイクロ波通信用として広く使用されることが期待される。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-12-14
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