電池動作のシミュレーション技術開発
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概要
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電池開発において、必要とされる電池の性能を実現するためには、電池の材料特性を最大限に利用できるような電池設計をする必要がある。また、電池を有効に使用するためには、電池の動作メカニズムを知り、その電池の状態にあった使用方法を選択することが重要である。これら、電池の開発と利用技術の開発において、電池動作のシミュレーション技術は、開発指針の提供や開発加速化といった面で重要な支援ツールとなると期待される。本報告では、近年研究が盛んに行われている多孔質電極理論を用いて、リチウムイオンニ次電池の放電特性シミュレーションを行った。その結果、周囲温度20℃、放電レート0,2C,0.5C及び1.OCにおいてシミュレーション結果と実測値との良い-致を見た。また、電解液内のリチウム濃度分布の経時変化をそれぞれの放電レートで示し、電池設計時の指針に利用できることを示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-11-18
著者
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宇賀治 正弥
松下電器産業 電池開発センター
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中尾 武寿
松下電器産業電池開発センター
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竹山 健一
松下電器産業電池開発センター
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竹山 健一
松下電器産業 電池開発センター
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中尾 武寿
松下電器産業 電池開発センター
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