パケット遅延相関による利用可能帯域推定方式の検討(セッション8)
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概要
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IPネットワークの通信品質向上のためには、経路上の通信品質を適切に把握し、ネットワーク制御、ネットワーク設計に反映させることが重要である。中でも近年プローブパケットを送出することによるactiveな手法により、経路上の帯域情報を測定する方式が検討されてきている。これらの方式では、プローブパケット数を削減し、ネットワークに対する負荷を減らすことや計算時間を短縮することが必要である。本稿では、少量のプローブパケットにより効率的に精度の高い推定をすることを目的として、End-to-Endの利用可能帯域値を算出する方式を提案する。従来は、実験により得られた経験則に基づいた方式がとられていたが、本方式ではプローブパケットとクロストラヒックパケットのキューイング遅延の関係を定式化することにより、利用可能帯域を算出する。さらに、シミュレーションによってプローブパケットのパケット遅延相関から本定式化が成り立っていることを示すとともに、少量のプローブパケットを用い負荷率に応じて算出された利用可能帯域値が十分な精度を有することを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-02-28
著者
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宮坂 昌宏
Nttネットワークサービスシステム研究所
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笠原 英樹
日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所
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岩井 隆典
NTTネットワークサービスシステム研究所
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岩井 隆典
日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所
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宮坂 昌宏
日本電信電話株式会社NTTネツトワークサービスシステム研究所
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笠原 英樹
日本電信電話株式会社 NTTネットワークサービスシステム研究所
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岩井 隆典
日本電信電話株式会社NTTネソトワークサービスシステム研究所
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