2次元基礎マルコフ過程をもったBMAPによるネットワークトラヒックのモデル化(トラヒック, 一般)
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概要
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我々はBMAP(Batch Markovian Arrival Process)によるトラヒックのモデル化を提案する. BMAPは, ポアソン過程やMMPPを特殊な場合として含んだ幅広いクラスの到着過程である. また, 集団到着と多様な到着時間間隔の表現が可能であり, その待ち行列モデルは解析的にも扱いやすい. 本報告では, パケット長に加えて, パケットが到着する直前の到着率を考慮することにより, トラヒックの短期変動と長期変動を表すモデルを考える. 実測トラヒックとモデルの比較を行い, 待ち行列の系内人数分布について良好な近似結果が得られることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-04-14
著者
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新野 美幸
NTTアドバンステクノロジ(株)
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西村 彰一
東京理科大学 理学部第一部 数理情報科学科
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西村 彰一
東京理科大学
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新野 美幸
Nttアドバンステクノロジ株式会社 トラヒックエンジニアリング事業ユニット
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兼堀 知之
東京理科大学 理学部第一部 数理情報科学科
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新野 美幸
Nttアドバンステクノロジ
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