非線形フィルタリングを用いた適切な短区間分布を伴うマルチフラクタルトラヒック生成法(基礎理論)
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概要
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本論文では,ウェブサイトの負荷テストなどで必要となるネットワークトラヒックパターン生成の一手法を提案する.二つの点にその特徴があり,それぞれ,正値ルート信号から,ウェーブレットによってマルチフラクタル性とロングテール分布をもつ信号の生成を行う点,その信号を非線形フィルタリングによって低周波数成分と高周波数成分に分解し,それら2成分の比率を変更することで適切な短区間分布をもち,かつ,長期間依存性も併せ持つネットワークトラヒックを生成する点である.シミュレーション結果を通して,その妥当性を検証する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-11-01