昇圧形アクティブフィルタの低周波リップルについて

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概要

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アクティブフィルタは配電線における電流の波形ひずみによる力率の低下を補償するために広く使われている.その中では,昇圧形コンバータが最も一般的である.これを一段で実現する場合には,出力の電圧調整をするために,出力のコンデンサの容量を大きくする必要がある.出力の容量を小さくするためには,縦続接続の方式が必要である.いずれの場合でも昇圧形の出力のリップルを評価することが重要となる.しかし,今まで,昇圧形アクティブフィルタに対してフィードフォワードが出力電圧リップルに与える影響は明らかにされていない.本論文では,力率改善用の昇圧形アクティブフィルタにおいて,フィードフォワードをかけたとき,出力電圧リップルの周波数特性は,低周波では,非共振の二次系で近似でき,フィードフォワードにより,出力電圧のリップルが抑えられることを実験及び解析により明らかにする.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-09

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