50MWSバンドパルスクライストロンの開発
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概要
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文部省高エネルギー物理学研究所の入射器ライナック増強計画に対応するSバンド500MWパルスクライストロンを開発した。FCIコードによるシミュレーションの結果、30MW級クライストロンと同様の相互作用部を使用しても、集束磁界分布を調整することによって50MW以上の出力が得られる事が分かった。この結果を用いて全長を従来設計に比べて短く抑えて設計、評価したクライストロンでは、従来の30MW級クライストロンとの整合性を保ちながらも、変換効率45%、出力電力51MWを達成することができた。出力窓ではセラミックス板に垂直方向の電界強度が低い長ピルボックス構造を採用している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-12-16
著者
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米澤 宏
東芝電子管事業部
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大家 圭司
東芝電子管事業部
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大家 圭司
高エネルギー加速器研究機構(KEK)
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坂本 光徳
株式会社東芝電子管・デバイス事業部
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坂本 光徳
東芝電子管事業部
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吉直 正毅
東芝電子管事業部
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