積層型有機電子写真感光体における光減衰特性の検討
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概要
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積層型有機電子写真感光体における表面電位の光減衰過程を検討した。まず、モデル計算(光強度依存性、露光時間依存性、量子効率の電場依存性、ドリフト移動度の電場、温度依存性)を行い、いずれも理にかなった結果を得た。次に、Al基体上に積層型有機電子写真感光体を作成して、量子効率の電場依存性及びドリフト移動度の電場、温度依存性を測定し、得られた結果を計算式に取り込んで、計算した。計算結果は、光強度1μW, cm^2(露光波長650nm)の時、半減露光量E1/2で、計算値が約20%実験値より小さかったものの、全体的に、実験結果と良く一致した。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-19