マイクロバイオセンサによる経皮的グルコース・ラクテートの計測
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概要
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皮膚上から採取する微量な浸出液をマイクロバイオセンサによって計測し、経皮的に生化学物質をモニタする方法を開発した。浸出液は角質層を除去した皮膚を減圧吸引して採取するものであり、分子量10万ダルトン以下の化学成分は血液中の組成と類似していた。一方、グルコースや乳酸を5μL程度の減量で連続的に計測するマイクロバイオセンサを開発した。これらを組み合わせて生体に適用した結果、採血を必要とせずに血中のグルコースと乳酸の連続モニタが可能になることを明らかにした。本研究の結果は、微侵襲でかつパーソナルユースのクリニカルモニタが実現できる可能性を示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-21