ピアツーピアネットワークによる情報伝播を用いたコンテンツ共有システム
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概要
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現在,インターネットではさまざまなコンテンツが公開されている.コンテンツを公開する手段としてWWWはサーバを用いて多くのユーザにコンテンツを公開することのできる有用なシステムである.しかし,WWWでは人気のあるコンテンツへアクセスが集中すること,コンテンツが公開されてから多くの人に知られるまで時間を要すること,およびコンテンツがコンテンツ公開者の経済的理由などにより消滅してしまうことの3つの問題が発生する.一方,P2P(Peer-to-Peer)型のシステムが自主性・耐障害性・負荷分散の特徴を備え持つシステムであることから注目を集めている.このような点に鑑み,本研究ではWWWの技術に,P2Pの技術を用いた情報伝播のメカニズムを導入したコンテンツ共有システムを構築する.本システムでは,P2Pネットワーク内でクエリの応答に基づいて任意のコンテンツが広範囲に伝播しているか否かを調査し,その結果を利用してコンテンツを伝播させることができる.また,P2Pネットワークを興味に基づいて構築することで,各ユーザに伝播してくるコンテンツの質を高めることもできる.本稿では上記のシステムの設計と実装について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-08
著者
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