TCPによる高速データ転送のための通信処理軽減手法の提案と実装
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
これまで、ネットワーク速度に比較して、エンドホストのデータ転送処理速度は高速であったため、エンドホストが処理ボトルネックとなる状況はさほど想定されておらず、エンドホストの高速化、高機能化に関してはあまり検討がなされていなかった。本稿では、まずTCPによるデータ転送を行う際のエンドホストにおける処理を分析し、その結果、CPUによるTCP / IPプロトコルの処理時間と比較して、メモリアクセス処理に要する時間が大きいことを示した。そこで、メモリアクセス回数の削減によってデータ転送の高速化を行う、エンドホストにおけるデータ処理方式の提案を行う。また、実コンピュータ上に提案する処理方式を実装し、性能評価実験を行い、従来方式に比べて、データ転送速度を約30-50%高速化できることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-12
著者
-
村田 正幸
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
-
村田 正幸
大阪大学大学院基礎工学研究科
-
寺井 達彦
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻
-
長谷川 剛
大阪大学大学院情報科学研究科
-
松尾 孝広
大阪大学基礎工学研究科情報数理系専攻
-
松尾 孝広
関西電力株式会社
-
村田 正幸
大阪大学大学院 基礎工学研究科 情報数理系専攻
関連論文
- アンビエント情報社会の実現に向けた取組み
- 4.交流トラヒック行列推定手法とネットワーク制御への応用(IP網トラヒック計測)
- オーバレイルーティングに起因するISP間トランジットコスト削減手法の提案および評価 (ネットワークシステム)
- べき則の性質を有するトポロジにおけるパケット転送遅延の評価(ネットワークアーキテクチャ(オーバレイ,P2P,ユビキタスNW,スケールフリーNW,アクティブNW,NGN・新世代NW),次世代パケットトランスポート(高速Ethernet,IPoverWDM,マルチサービスパケット技術,MPLS),グリッド,一般)
- アトラクター選択に基づく仮想網制御手法の環境変化に対する適応性の評価(IPバックボーンネットワーク、MPLS、GMPLS、フォトニックネットワーク及び一般)
- オーバレイネットワークにおける経路制御とISPへの影響(セッション管理,P2P通信,オーバーレイネットワーク,性能解析・評価,信頼性及び一般)
- クラスタ化センサネットワークにおける送信距離制御手法(無線,モバイルネットワーク)
- 名前ベースルーティングにおける論理・物理トポロジのマッピング (情報ネットワーク)
- べき則の性質を有するトポロジにおける輻輳伝播に関する一考察(ルーチング,ネットワークアーキテクチャ(ユビキタスNW,スケールフリーNW,RoN,アクティブNW)高速Ethernet,グリッドNW,センサNW,一般)
- 逆拡散ポテンシャルを用いたアドホックネットワークの自律分散クラスタリング (情報ネットワーク)