伝播遅延時間を考慮したWDM網の再構成手順とその評価
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概要
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波長分割多重(WDM)を基盤とする光波網においては、各ノードに備えてある可変波長送受信器の波長を割り当て直すことによって、網の論理構成を変更(すなわち再構成)することができる。本稿では、ユーザ間のトラヒック分布の変動を契機として、高い最大スループットを実現し得るノード配置へと再構成する場合に着目する。この場合、まずノード再配置アルゴリズムによって最適ノード配置を求め、次に最適ノード配置へ実際に各ノードを再配置する(その手順を再構成手順と呼ぶ)必要がある。これまで筆者らは、3種類の再構成手順を提案し評価しているが、そこでは各ノード間の伝播遅延時間を考慮していなかった。本稿では、各ノード間の伝播遅延時間を考慮し、再構成手順を評価する。シミュレーションにより、パケット転送時間で正規化した伝播遅延時間が廃棄パケット数と最大総遅延時間へ及ぼす影響を明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-04-21
著者
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