オーバーラップ動き補償の特性解析
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概要
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本稿では、はじめに統計手法に基づく動き補償の定式化を試み、その動き補償の解析モデルを用いたオーバーラップ動き補償におけるウィンドウ関数の最適化、ならびにいくつかの動き補償方式の特性解析について報告を行う。動き補償の定式化は、画素間の相関モデルと確率変数としての動きベクトルの誤差を用いて実現される。オーバーラップ動き補償におけるウィンドウ関数の最適化では、従来にはない解析的な観点から、予測誤差を最小とするようなウィンドウ関数が与えられる。そしてまた、各種動き補償方式の予測誤差分散の比較により、オーバーラップ動き補償に半画素精度動き検出を組み合わせた方式が、それぞれの長所を兼ね備えた方式として、安定して優れた予測効率を実現することを明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-04-21
著者
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