SURE SYSTEM 2000におけるFT化方式
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概要
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現在の社会では,コンピュータは相互に接続されてはじめて真価を発揮する.この現象は,相互接続の社会基盤化として捉えられる.電気,水道,ガスといった既存の社会基盤と同じく,24時間365日の無停止のサービスが必須である.'SURESYSTEM 2000'では,情報社会の基盤として,コンピュータの相互接続に係わる通信業務を担うべく,耐故障性,拡張性,ソフト・ハードの活性保守を実現した.実現にあたって,メッセージベースを基本技法としたマルチマイクロプロセッサ方式の分散OS向けマイクロカーネルを独自に開発した.本稿では,FT性について,商用機という観点に着目し,備えるべき耐故障性の範囲,選択した方式及びその成果について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-12-10