マルチキャリア無線LANにおける衝突検出性能に関する検討
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概要
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近年、無線技術の進展にともないオフィスや工場等にて無線LAN導入の要望が高まっている。これを受けて米国ではIEEE802.11、わが国にあっては電波システム開発センターにて精力的な標準化活動がなされるなど、無線LANの研究・開発は急速な展開を見せている。このような背景の下、著者らはIEEE802.3の10BASE5と互換の無線LANを実現する方式として、"ランダムパルス方式"および"マルチキャリア伝送方式"を提案している。本稿では、マルチキャリア伝送方式にランダムパルス送出方式を適用した場合の衝突検出性能について、要求条件を示した後、この要求条件を満足するためのキャリアセンスレベルのマージンを室内の床面積、壁面の反射係数をパラーメータとして評価している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-27