案内状による視覚障害者ナビゲーションシステム
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概要
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筆者らは、手軽な携帯装置のみで視覚障害者を目的地まで案内する、誘導型の歩行支援システムの実現を目的として、様々な方法を用いた歩行支援システムの検討を行っている。本論文では、従来の万歩計を用いたシステムの歩行距離測定精度の問題点を解決するため、歩行距離をより正確に計測することを目的として、杖に小車を付けた案内杖を用いたシステムを開発した。また、その誘導法についても検討を行った。そして、誘導法としてブザー音による方法と、音声による方法を考察した。この結果、ブザー音による誘導法では白杖を用いて単独歩行が可能な視覚障害者であれば、歩行の手助けになることを確認した。また、音声による誘導法では、情報の認識が容易になり、ブザー音のみによる誘導に比べより詳細な誘導が行えるようになった。晴眼者による実験では、システムからの音声情報を頼りに、約600mのコースを目的地まで誘導することができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-10-15
著者
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