ハイパーテキスト学習における学習者のノード間遷移と参照時間について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ハイパーテキストを用いたCAI学習場面における学習者の学習履歴データとして,ノード間遷移と参照時間を取り上げ調査し,分析した。実験用に開発した教材は「CAI」を題材とし,17個の解説用ノードと1個の索引用のインデックスノードからなる。ハイパーテキストの学習をリテラル情報に対する学習と構造情報に対する学習にノード参照時間によって分離した。教材内容について行ったテストの前後で,学習者の学習形態はインデックスノードを有効に活用するようになることをはじめ,構造情報に対する学習が回数・時間ともに増加する。これは従来の線型構造(リニアテキスト)の教材では計測対象とされていなかったものである。また,学習者は,教材の部分集合についても局所的に特定ノードを,インデックスノードとして活用する学習形態が観察された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-19
著者
関連論文
- ハイパーテキスト学習における学習者のノード間遷移と参照時間について
- 人工現実感と教育
- 受験者モデルに基づく出題を行う適応型テストシステムの開発
- 発達科学部内におけるインターネットへの関心度について : 情報教育設備室の1995年度第2回講習会における調査結果