Competitiveな網内キャッシングアルゴリズムおよびその設計手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ネットワークトラヒックやユーザレスポンスタイムを低減する有効な手段として, ネットワークキャッシングが注目されている。本稿では、新しくオンラインキャッシングアルゴリズムのクラスを定義し、competitive ratioの上限を与える。その結果をもとに、特定のアクセスパターンに対して有効であるがcompetitiveでないキャッシングアルゴリズムを、LRUと組み合わせることにより、competitive化する汎用的な手法を提案する。また、Size方式(大きいオブジェクトから順に削除する)とLRU(Least-Recently-Used)方式を提案手法を用いて組み合わせることにより、competitiveなアルゴリズムを構築し、その有効性を計算機実験により示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-11