論理関数の同族性とその次数について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
論理関数の複雑度を表わす一つの指標である次数を求めるためのいくつかの方法について検討した。特に関数間の「同族関係」を定義し、n変数論理関数を変数で展開した2つの(n-1)変数論理関数の次数と同族関係からn変数論理関数の次数を決定する定理を示した。しかし、この定理だけでは同族関係についての知見が必要となり、すべての論理関数の次数を再帰的に決定することができない。本報告ではさらに論理関数の排他的論理和による展開について検討し、この展開による次数の上下限と同族性に関する必要条件を導くことができた。これにより、これまで通常の展開型によっては次数が決定できないような論理関数のいくつかに関しても次数を決定できるようになった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-27
著者
-
坂本 昭二
龍谷大学理工学部電子情報学科
-
坂本 昭二
龍谷大学古典籍デジタルアーカイブ研究センター
-
小淵 洋一
龍谷大学理工学部電子情報学科
-
小淵 洋一
龍谷大学 理工学部 電子情報学科
-
Sakamoto Shouji
Dept. of Electronics and Informatics, Ryukoku University
-
Sakamoto Shouji
Kinki Polytechnic College Shiga
関連論文
- デジタルアーカイブデータおよび分析データを用いた古文書料紙の分類 : 天野山金剛寺所蔵の古写経を例として
- D-2-15 細胞層間のトポグラフィックマッピングの安定性
- 細胞層間のトポグラフィックマッピング
- 論理関数の2、3の展開型と次数の関係
- 論理関数の同族性とその次数について
- 商空間ノルムを用いたロバストカラー画像照合
- 色相情報に備わる周期性を考慮したカラー画像照合
- 色相情報に備わる周期性を考慮したカラー画像照合
- 意味素を用いた単語のクラスタリングとSemantic Similarity Lattice
- 意味素を用いたシソーラスの基本的性質
- 意味素によるファジー・シソーラスの自動生成(2)
- ART1のパターン分類能力の検討
- Stability of generalized topographic mappings between cell layers through correlational learning
- Normalization Processes and Topographic Mapping Model between Cell Layers Represented by Undirected Graphs (論文特集 自己組織化マップとその応用)
- 都市の分布を考慮した巡回セールスマン問題のSOMによる解法
- 細胞層間のトポグラフィックマッピング
- D-2-14 Convergence Property of Topographic Mappings Formation from Cell Layer to Cell Layer through Correlation Learning Rule
- Synaptic weight normalization effects for topographic mapping formation
- Stability of Topographic Mappings between Generalized Cell Layers