差動信号伝送系の放射ノイズ解析
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概要
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電子機器における基板間をケーブルで接続し、信号伝送する形態は放射ノイズが問題となることが多い。それを抑制するために、最近は低振幅の差動信号伝送方式が採用される例が増えている。しかし、差動信号伝送系における放射ノイズの振る舞いについては、いまだ十分には明らかにされていない。本報では、プリント基板とケーブルで構成されるテストユニットを用いて、差動信号伝送系の放射ノイズの発生メカニズムについて解析を行った。そして、LVDSドライバICから出力される同相成分によって、「基板-ケーブル-基板」の全体がアンテナとして駆動されることを明らかにした。また、差動信号線の終端抵抗の構成による放射ノイズスペクトルの振る舞いについて、定量的な解釈を行った。以上の内容について、測定結果と電磁界シミュレーションの計算結果から示す。
- 2001-11-15
著者
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杉本 聡
キヤノン株式会社生産技術研究所
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西村 晋一
キヤノン株式会社生産技術研究所
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山口 浩之
キヤノン株式会社生産技術研究所
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林 靖二
キヤノン株式会社生産技術研究所
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稲川 秀穂
キヤノン株式会社生産技術研究所
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大滝 徹
キヤノン株式会社生産技術研究所
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稲川 秀穂
キヤノン
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杉本 聡
森口敬任会病院外科
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