1GHz以下のEMI測定系(アンテナを除く)の測定精度の調査と精度向上対策
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概要
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測定EMIレベルの、EUT発生EMIレベルに対するリニアリテイに疑問が生じていた為、4つのサイトについて、測定系(アンテナを除く)のリニアリテイを調査した。アンテナを除く測定系のリニアリテイは、アンテナの代わりに標準信号発生器を使用して、アンテナ出力レベルを標準信号発生器出力レベルでシミュレートすることで容易に調査できる。 調査の結果、シミュレートした電界強度がVCCIのクラスBより低いレベルでは、調査したサイトの測定系の全てにおいて、600MHz以上の周波数帯で、リニアリテイからの偏差が偏差確認方法自体の測定誤差よりも大きく、CTSPR 16-1の要求する精度よりも大きいことがわかった。 そこで、あるサイトの測定系において、シミュレートした電界強度がVCCIクラスBの基準より6dBまで低いレベルにおいても,、CISPR 16-1の要求する精度を確保する方法を検討し、実際に導入した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-06-17