フリーアクセスフロアパネルで発生しているESDがコンピューター機器に与える影響
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概要
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コンピュータールーム用フリーアクセスフロアは帯電防止がなされており,ESDは発生しないと考えられている.しかし,フリーアクセスフロアは,経年変化などにより,フロアパネル間が絶縁状態になることがある。このようなフロアパネルでは,台車の移動やオペレータの歩行により帯電し,隣接したフロアパネル間でESDが発生することを確認した.このとき,フロアパネルの下に敷設されているコンピューター機器用インターフェースケーブルには,論理素子のノイズマージンを越える電圧が誘起し,コンピューター機器の障害を引き起こしている.これに対して,各フロアパネルと支持脚の間に特別な導電性パッドを挿入したところ,ESDは発生しなくなり,コンピューター機器の障害発生件数を減少させることができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-07