自動車の静電気制電性能の試験法の開発
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概要
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自動車用シートの静電気発生を抑制する静電気制電性能は、車載電子機器のEMC対策の一つとして重要な性能であるが、乗員への不快感を除くという面からも注目されている。シートと人体の間に発生する静電気は、摩擦による帯電だけでなく、乗員がシートから離れる時の剥離による帯電も高電圧を発生する要因となっていることがわかった。しかし、従来のシート表皮布単体の試験法では、この現象を等価に再現することが困難であった。今回この布単体の試験法の改良を試み、シートと人体との間に発生する静電気と相似な試験を可能にした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-03