EMI測定における測定誤差発生要因について : EMI測定系の不安定要因の究明
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概要
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EMI測定における誤差発生要因を明らかにして行く必要があったため調査した結果、広帯ノイズを測定した場合CISPR 16を満足するレシーバとスペクラム・アナライザでのQP測定値間で、放射ノイズで8dB、雑音端子間ノイズでは30dB以上の測定誤差が発生することが分かった。測定結果に疑義が生じた場合にはレシーバの値を尊重するとした、以前CISPR 16に規定していた文書の復活が必要と思われる。また測定系の信号伝送線路では同軸切り替えスイッチの接触不良により特定の周波数帯域のみで10dB程減衰する。同様にアンテナファクタが突然変化しまうという現象に遭遇した。原因は1本のエレメントの接触不良であった。これらの測定誤差発生を未然に防止するためには、EMI測定を実施する前に全周波数帯域に渡る伝送損失と受信感度の確認が必要である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-20
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