セルラ基地局のアンテナ指向性制御による周波数利用効率の改善
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概要
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セルラシステムにおいて,セル半径を小さくすることなく周波数利用効率を改善させるために,基地局アンテナにアダプティブアレーを適用し,同一チャネル干渉を軽減させる方法について検討した.計算機シミュレーションによるSIRの累積分布の評価の結果,送受信周波数が等しい場合クラスタサイズが1まで減少できることがわかった.これは無指向性の場合と比較すると,21倍の改善となる.さらに,基地局間の間隔を短縮することも可能であり,セルオーバーラッピングによる発呼負荷の共有が期待できる.また,送受信周波数が異なる場合は指向性パターンのずれにより劣化が生じるが,ウェイトの再生成により改善できることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-27
著者
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