携帯電話の実使用状態における頭部内上昇温度のFDTD計算
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
無線周波電波による局所SARの生体影響は体温調節中枢を含む頭部内の温度上昇との関連において生ずるものと考える. 本文では, この観点から, 人体頭部解剖図を参考に筆者らの製作となる頭部リアルモデルを用いて, 携帯電話の実使用状態における頭部内上昇温度のFDTD法による数値計算を行った。その結果, 一般環境において, ANSI/IEEEの安全指針を適用し, 頭部内の1グラム平均ピークSARを1.6W/kgに制限する場合には脳組織の最大上昇温度は900MHz帯で0.05℃, 1.5GHz帯で0.06℃, 一方, ICNIRPあるいは日本の安全指針を適用し, 頭部内の10グラム平均ピークSARを2W/kgに制限する場合には脳組織の最大上昇温度は900MHz帯で0.10℃, 1.5GHz帯で0.11℃であることがわかった.
- 1997-10-27
論文 | ランダム
- 12p-Y-10 オージェ電子分光法の定量化(電子の平均自由工程について)
- 自己像を遊ぶ
- Absence of Rhyming in Japanese Poetry
- の可能性
- 箭川修/佐々木和貴/川田潤(共著)『新歴史主義からの逃走』 -本年度 東北英文学会賞英文学部門受賞図書 -