板波を用いた距離測定アルゴリズム
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概要
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板波の音速は周波数と伝播する板の板厚に依存するので、板波を利用した装置を大量に生産する場合には、部品の公差等により装置個々で音速が異なることになる。従って、波の音速と伝播時間より例えば距離を測定する装置においては、高精度で距離を算出するために装置個々で音速を求めることが必要となる。しかしながら波の伝播時間と距離の関係より音速を求めることは相応の時間を必要とし、装置の量産性に問題が生じる。そこで板波の性質について、実験的、理論的に検討し、正確な音速を用いなくても精度良く距離算出することができるアルゴリズム、及び音速設定方法を確立した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-20