ガラスのプレス成形によるLDモジュール用マイクロレンズアレイ
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概要
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LDアレイと光ファイバアレイとの光結合用のマイクロレンズアレイ(MLA)を作成し,これを用いて光結合特性を評価した。このMLAは,光学ガラスをプレス成形して作られた。レンズの形状は球面平凸形状で,曲率半径Rは,概ね0.06〜1mmの範囲で任意に作成可能であった。本MLAの評価は,波長1.3μmのLDと単一モード光ファイバとの結合効率測定によって行われた。結合効率は,Rの小さい方が高く,最高値はR0.1mmのもので-6.3dBが得られた。Rが大きい場合には結合高効率は低くなるが,トレランスや光学長は大きな値が得られた。したがって,モジュール設計に応じて,これらの特性を考慮したRの選択も可能となった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-12-17