力率改善回路を有する三相入力整流装置におけるサージ耐量について
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概要
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通信用電源などの整流装置の入力力率を改善するためには、整流部にPWMコンバータ方式を適用することが有効である。一方、整流装置の入力には、雷サージのほかに開閉サージが重畳される。この開閉サージは、雷サージに比べサージ電圧は比較的低いが、印加時間が数msecと長く、エネルギー量の大きなサージである。本報告では、従来の整流方式であるダイオードブリッジ方式と、PWMコンバータ方式における開閉サージ耐量を測定し、後者の耐量が劣っていることを明らかにしている。さらに、PWMコンバータ方式のサージ耐量を向上させるため、入力電圧、電流を検出し、サージ入力時にPWMコンバータの動作を停止し、ダイオードブリッジ整流方式と等価の動作とすることにより、整流装置の出力を断とすることなく、ダイオード整流方式と同等のサージ耐量とすることができることを明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-02-16
著者
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村上 直樹
(株)エヌ・ティ・ティファシリティーズ研究開発本部
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尾形 努
(株)エヌ・ティ・ティファシリティーズ事業推進本部電源サービス事業部
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村上 直樹
(株)エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ 研究開発部
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尾形 努
(株)エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ 事業推進本部電源サービス事業部
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後藤 至宏
(株)エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ 事業推進本部電源サービス事業部
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小堤 正夫
(株)エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ 事業推進本部電源サービス事業部
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島野 良紀
(株)エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ 首都圏事業本部
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