SV理論による交流構造時変回路の解析
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概要
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本稿ではスパイラルベクトル理論をスイッチの開閉により回路構造が変わる集中定数交流構造時変回路の解析に適用する。まず, 交流構造時変回路解析の手順を示し, 次に解析例を用いて計算を行った。交流構造時変回路からスイッチが閉じた状態回路とスイッチが開いた状態回路の二つの回路を生成し, それぞれの回路に対応する一般解を求める。両回路を結合するとき, スイッチの開閉により回路構成が変わるたびに, 変更前の電流値などから変更後の一般解の任意定数を求める。インダクタ電流の急変がある場合は, 閉路内鎖交磁束数総和不変則により任意定数を求める。インダクタ電流の急変がない場合は, 鎖交磁束数不変則により任意定数を求める。解析結果により,スパイラルベクトル理論は交流構造時変回路の解析に有効であることがいえる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-05-17
著者
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