単巻リアクタを使った浮動出力DC-DCコンバータ
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概要
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昇降圧チョッパ回路をベースにした新しいDC-DCコンバータFCONを取り上げている。FCONは単巻リアクタを使い、その出力は入力から浮いている。電圧特性は半導体スイッチのオン・オフデューティ比を変えることによって昇圧も降圧も可能である。また単巻リアクタは製造し易いためFCONは容量の大きい電力変換も可能である。FCONの応用としてUPSのAC-DCコンバータへの適用を検討し、単相60Hz、200V、3kVA出力UPSの試作装置で動作を確認している。この中でFCONは入出力間を遊離させると同時にDCバス電圧の定電圧化およびUPS入力の高力率化の役割も担っている。
- 1998-06-19