マルチメディア時代における通信エネルギーシステムの課題
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概要
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マルチメディア時代においては, 社会における電気通信の役割が益々重要となり, 無瞬断のサービスを提供することが要求されて来ると思われる. そのためには, 高信頼の通信システムの構築が必要である.ー方, わが国はエネルギーの大部分を輸入に頼っており, エネルギーの有効利用は国民的課題である. マルチメディア社会が通信エネルギーシステムに与えるインパクトとしては, (1)発熱密度の高い通信機器の開発・導入 (2)高機能なパーソナル機器・携帯情報機器の普及 (3)光ファイバシステムへの高信頼・高効率なエネルギー供給 などが考えられ, これらに対処するためには, 電源システム・機器はもとより, バッテリーや空調システムの高性能化, さらにはクリーンエネルギー利用システムの開発が必要である. 従って, エネルギーの蓄積・変換・制御を総合的に考えた「エネルギーエレクトロニクス」の概念が重要になる.
- 1997-09-25