超音波診断技術の発展と今後
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概要
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超音波診断は, 1940年代脳の反射信号を検出しようとする試みに端を発する。電子走査による高速欧展表示が実用化されると, 安全かつ安価なりアルタイム画像診断法として臨床現場に急速に広まった。胎児診断をはじめとして腹部の各臓器や心臓など肺を除くほとんどの磯器に利用されるようになった。1980年代に入るとディジタルスキャンコンバータが発明され, 画質の改善と画像の記録に大きく貢献することになる。またカラードプラの発暁により血流のリアルタイム観測が可能になり, 超音波診断は形態診断から機能診断の時代に入ったと言える。今日においては,更なるディジタル技術の進展によって3次元表示や新たな画像情報表示の試みが盛んに行われている。また, CTやMRと同様にDICOMによるネットワーク化も急速に進んでいる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-10
著者
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