画像の新しい特徴抽出システムとアルゴリズム
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概要
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画像の特徴抽出は, 古くて新しい画像処理の基本的問題のひとつである。本稿では, 1)その最も基本的な勾配を計算する最適方式としての無矛盾勾配演算子, 2)勾配の分布から特徴を発見する段階の統一原理としての単一情報軸仮説と判定演算子, 3)画像のセンシング時特徴抽出のための新しいセンサデバイスとしての時間相関イメージセンサ0に関する新しい観点に基づく研究を紹介する。1)では,従来の微分演算子は生成されるx微分とy微分自体に矛盾を含むことを指摘し, それらの矛盾が最小化されるように微分に内在する平滑化フィルタを最適設計する。2)では, 「局所的明暗の変化が1次元であるものが画像の有用な特徴をなす」との仮説のもとに,直交座標系と極座標系における単方向性および全方向性を判定する演算子を導入する。3)では, 光センサの段階で入射光量と全画素共通参照信号との時間相関値を生成蓄積し, 出力するイメージセンサを提案し, 特徴抽出および種々の光計測への応用を目指す。
- 1999-07-16
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