交通管制システムの高信頼化と遠隔監視技術
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概要
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首都高速道路の交通管制システムは1969年の導入以来、利用者への情報提供サービスを向上させるため改善強化を加えてきた。道路は24時間365日運用されるため、交通管制システムも高度な信頼性を確保する必要がある。1985年に導入したシステム60以降、オンラインテストモードの導入により16年間無停止運転を実現し、後継のS97はさらに継続更新中である。また、交通管制ネットワークは路上にある多数のセンサや表示器など端末の集中監視を実現し、端末の維持保全に寄与している。本交通管制システムは、VICSビーコンなどのITS関連の端末機器も含めて運用しており、ITSの情報基盤としての位置付けも果たしている。道路交通情報の情報源となっている交通管制システムの高信頼化は、高度化する道路交通システムにおいてますます重要になると考えている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-09-06
著者
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甲賀 一宏
電気技術開発 (株)
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島田 重人
株式会社東芝
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甲賀 一宏
電気技術開発
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甲賀 一宏
電気技術開発株式会社第二技術本部
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坂本 和嘉
首都高速道路公団交通管制部
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桝田 雅祥
株式会社東芝
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川見 篤史
株式会社東芝
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