経時性を加味した項目反応モデルとその応用
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概要
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コンピュータテストによって得られる応答時間データを用いた項目反応理論における新しいモデルを提案し、実際にデータに適用した。これには大量の計算が必要となることから新たな計算法を用いている。分析の結果から得られる情報量を使って、項目ごとに制限時間を設定したテストとテスト全体で制限時間を設定したテストを比較・考察した。テスト全体で制限時間を設定したテストの場合、制限時間によっては未到達の項目を含むことになる。このことを考慮した新しい情報量の算出法を提案し、データに適用した。項目ごとに制限時間を設定したテストでは、項目特性の実時間に対する変容を知ること、パラメータの推定精度を向上させることについて検討を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-01