植物葉表面の電位差変動と変色との関係
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概要
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植物の葉表面電位差と変色との関係を調べた.植物の葉表面電位を計測するため, 高入力インピーダンス差動増幅器を用いた前置増幅器を含むシステムを構築した.観葉植物カポックを試料とし, これを, 静電シールドを兼ねた温室内で観測した.葉表面の電位差は, 光の点灯, 消灯に対して, 点灯, 消灯直後にピークをもち, その後約1時間で減衰する緩和振動的な応答を示した.また, 葉表面の変色を評価するため, 葉に白熱電球を光源とする光を短時間照射し, その反射散乱光を分光測定した.その結果, 日数が経過するにつれて, 点灯, 消灯時に現れる葉表面電位差の変化量が減少し, これに伴い, 葉表面からの散乱光スペクトルの短波長成分が減少, 長波長成分が増加することがわかった.以上から, 葉表面電位差変動が植物の健康状態の指標になり得ることが, 明らかになった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-09-25
著者
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