FACE2000-13 医療情報システムと医療倫理 : 情報ネットワーク社会がもたらす生命倫理の新しい課題
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概要
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電子化された医療情報をネットワーク上で活用し、複数の医療スタッフや異なる施設間で「情報の共有化」を進めていくためには、注意すべきいくつかの重要な倫理的課題がある。特に、医療倫理において重視されるインフォームド・コンセントにおける「患者の自己決定権」と、情報倫理においてしばしば問題にされる「自己情報コントロール権」として積極的に解釈された「プライバシー権」の2つの視点に配慮することが強く求められてくる。医療倫理の到達点を踏まえながら、電子化された医療情報システムの運用におけるルール作り、とりわけ「情報の共有化」に関するルール作りを早急に進めていく必要がある。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-07-22