情報倫理教育に関する意識調査
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概要
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2001年、すべての学校にインターネットが導入されることが文部省により決定された。しかし、学校の教員は、未だ、情報倫理に関する確固たる見解を持ち合わせていない。また、教員間においても、インターネットに関する知識を持っている者と、そうでない者の差は著しく、このことが、インターネットを学校に導入することを困難にしている。 これまで、情報教育、情報倫理に関する調査は、様々な形で行われてきた。われわれは、これまで行われた調査とは異なったアプローチで教員の情報倫理観を明らかにしていこうと考えている。その調査の方法とは、教員の倫理的葛藤が生じるであろう場面を想定し、そのような場面に出くわした時、教員がいかなる気持ちを抱くかを問うものである。また、この調査は、学校にいる教員全員、すなわち、インターネツトに関心がある教員、そうでない教員すべてに実施する。教員の情報倫理観を明らかにし、教員間の倫理観の相違を分析することは、今後、情報倫理に関するガイドラインを作成していく上で、格好の材料となるであろう。
- 1999-06-16