光ケーブル実用化の20年とこれから
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
光ファイバが実用化して約20年になる。その間にさまざまな光ファイバ通信を支える光ファイバの技術が開発され、実用化されている。低損失化を追求した時代、GIの高帯域化からSMへ、そして、波長1.3ミクロンから、より低損失な1.55ミクロンを使用するため、分散シフト光ファイバへと変遷していく広帯域化の時代、さらに、光ファイバ増幅、波長多重技術の登場により、非線形効果の低減を目指して、さらなる屈折率分布の制御や複数のファイバを組み合わせ、補償用ファイバ技術など大容量化の新技術が開発されてきた。また同時にケーブル化技術、接続技術が幹線系、加入系や海底ケーブルなど適用領域に応じて、研究開発・実用化した。今後、本格的なFTTH時代を迎え、さらに大容量化を目指し、波長多重が浸透すると共に全光化に向けてネットワークの高度が進展すると予想される。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-09-29