一様なひずみ領域での情報を用いた光ファイバひずみ計測器のひずみ境界領域でのパワースペクトル分布の推定法
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概要
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光ファイバ中に発生する後方散乱光の一つであるブリルアン散乱光の中心周波数と入射光周波数との差が,光ファイバのひずみに依存することに着目した光ファイバひずみ計測器が開発されている.このブリルアン散乱光の中心周波数はブリルアン散乱光のパワースペクトル分布が単一のローレンツ型関数により近似できるとして,最小2乗法を用いて求められている.しかし,入射光パルスの時間幅に対応する測定区間内に異なるひずみが混在すると,さきの単一のローレンツ型関数による近似は成立しなくなると考えられ,従来手法を単純には適用することができない.そこで本論文は,ひずみが混在する領域の両側にある単一のひずみのみが存在する領域でのブリルアン散乱光のパワースペクトルを得ることにより,二つのひずみが混在する領域の各々のひずみに対応するパワースペクトルを推定できることを明らかにする.また,シミュレーションを用いてこの推定手法の有効性を検証する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-05-01
著者
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